親や教職員や地域のおとななど子どもを支える立場にある人が、子どもの暴力についてきちんとした知識を持つことはとても大切なことです。
そのためCAPでは、親のプログラムと教職員プログラムを実施しています。おとなワークショップでは、社会に広まっている誤った暴力の認識について学びます。これまでは誤った社会通念のもとで、暴力に対してお互いに話し合えない、話しても信じてもらえない、そしてお互いに助け合うという関係がなかなか生まれませんでした。その中で子どもたちは孤立させられ、暴力にあいやすいままにされていました。子どもが孤立する状況を減らすために、子ども同士が助け合う、あるいはおとなが子どもを援助するようなコミュニティ(地域)を作るように、おとなたちに働きかけます。
さらに、子どもが暴力について言葉にして話すことができるためには、おとなが子どもの話を共感しながらきちんと聴くことが大切です。そのための具体的な方法を示します。おとなワークショップにかかる時間は1時間30分〜2時間です。人数の制限はありませんが、人数によって、講演会形式やワークショップ形式になります。
(構成)
■ CAPの成り立ちと歴史
■ 子どもへの暴力への概要
■ 子どもワークショップの実演(一部)と説明
■ エンパワメントの必要性
■ 子どもを援助する時に必要な技術と支援期間等の情報提供
■ 質疑応答